
主な側弯症の種類と原因
特発性側弯症:
原因不明のものが最も多く、全体の約80%を占めます。
思春期に発症することが多く、遺伝的な要因やホルモンバランスなどが関係していると考えられています。
先天性側弯症:
生まれつき背骨の形に異常がある場合です。
遺伝的な要因や胎児期の発育異常が考えられています。
神経筋性側弯症:
脳性麻痺、筋ジストロフィーなど、神経や筋肉の病気によって引き起こされる場合です。
機能性側弯症:
姿勢が悪い、片足の長さが違うなど、他の原因によって引き起こされる場合です。
側弯症の原因として考えられるその他の要因
遺伝: 特発性側弯症には家族内に複数人発症するケースがあり、遺伝的な要因が疑われています。
ホルモン: 思春期に成長ホルモンが分泌される時期に発症しやすいことから、ホルモンバランスが関係している可能性が考えられています。
結合組織の異常: 体を支える組織の異常が原因となる場合もあります。
神経系の異常: 神経系の異常が原因となる場合もあります。
側弯症の原因が特定されない理由
多様な原因: 側弯症は、一つの原因で起こる病気ではなく、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。
個体差: 人によって体質や生活習慣が異なるため、同じ病気でも発症のメカニズムが異なる場合があります。
研究の難しさ: 背骨の構造は複雑で、側弯症の発症過程を詳しく調べることは容易ではありません。
まとめ
側弯症の原因は、まだ完全に解明されていませんが、遺伝、ホルモン、神経系、結合組織など、様々な要因が考えられています。
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