産後の骨盤の歪みは、妊娠や出産によって骨盤周辺の筋肉や靭帯が緩んだり、位置がずれたりすることで起こります。これが原因となる症状は多岐にわたりますが、主なものとして以下が挙げられます。
1. 腰痛
産後、骨盤が歪むことによって腰への負担が増し、慢性的な腰痛が発生することがあります。骨盤の歪みによって姿勢が崩れると、腰部に過度のストレスがかかりやすくなります。
2. 股関節の痛み
骨盤の歪みが股関節に影響を与えることがあります。股関節周りの筋肉や靭帯が引っ張られたり、圧迫されることにより痛みや違和感が生じます。
3. お尻や足のしびれ
骨盤が歪むことで神経が圧迫され、特にお尻や足にしびれや痛みが出ることがあります。坐骨神経痛の症状に似たものが現れる場合もあります。
4. 尿漏れ
骨盤底筋群が弱くなることが原因で、尿漏れや頻尿などの症状が現れることがあります。骨盤底筋がしっかりと機能しないと、排尿機能に支障をきたすことがあります。
5. 肩こりや首の痛み
姿勢が悪くなることで、肩や首に余計な負担がかかり、肩こりや首の痛みが生じることがあります。特に授乳や赤ちゃんの抱っこなどで無理な姿勢が続くと、これらの症状が悪化しやすくなります。
6. 体型の崩れ
骨盤の歪みによって、姿勢が悪くなり、結果的に体型が崩れることがあります。例えば、お腹が出て見える、腰回りがたるむなど、見た目にも影響が出ることがあります。
7. 膝の痛み
骨盤の歪みが下肢の筋肉や関節に影響を与えることで、膝に痛みが生じることがあります。特に膝の外側や内側に痛みが出ることがあります。
産後の骨盤の歪みは、適切な運動や整体、骨盤矯正などで改善することが可能です。
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