
腰痛の種類と原因について
腰痛は、現代人に多く見られる悩みのひとつです。その種類や原因は様々ですが、大きく分けて以下の2つに分けられます。
1. 特異性腰痛
特定の疾患が原因で起こる腰痛です。画像検査などによって原因が特定できるのが特徴です。
椎間板ヘルニア: 椎間板というクッションのような部分が飛び出し、神経を圧迫することで起こります。腰や脚の痛み、しびれなどが特徴です。
腰部脊柱管狭窄症: 脊柱管という神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されることで起こります。歩くと痛みやしびれが出ますが、休むと楽になるのが特徴です。
腰椎分離症・すべり症: 腰椎の一部が割れたり、ずれたりすることで起こります。スポーツ選手に多く見られます。
脊椎圧迫骨折: 骨粗しょう症などが原因で、腰椎が圧迫骨折を起こすことで起こります。高齢者に多く見られます。
2. 非特異性腰痛
原因が特定できない腰痛です。腰痛全体の85%を占め、最も一般的なタイプです。
筋肉や靭帯の損傷: 急な動きや重いものを持ち上げるなど、腰に負担がかかることで起こります。
姿勢の悪さ: 猫背や反り腰など、長時間の同じ姿勢をとることで筋肉が緊張し、痛みが出ることがあります。
運動不足: 筋肉が弱くなると、腰を支える力が弱まり、痛みが出やすくなります。
ストレス: ストレスは筋肉を緊張させ、痛みを悪化させることがあります。
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