O脚タイプ

O脚（おーきゃく）とは、膝が内側に寄り、足の間に隙間ができる状態のことを指します。通常、膝を閉じた状態で立ったとき、足が自然にまっすぐ並んでいるのが正常ですが、O脚の人は膝が離れており、足の間に隙間ができる特徴があります。

O脚にはいくつかのタイプや種類があります。主に次の3つに分類されることが多いです。

1. 生理的O脚

生理的O脚は、成長過程の中で自然に発生するものです。特に子供の頃や思春期には、骨の成長が不均衡になることがあり、膝が外側に開くことがあります。多くの場合、これらは成長が完了する過程で自然に治癒します。成人になっても改善されることがあります。

2. 構造的O脚

構造的O脚は、骨自体に問題がある場合です。膝関節の骨や軟骨に異常があり、膝が正しく並ばないことが原因です。このタイプのO脚は、成長期を過ぎても治療が必要な場合が多く、整形外科的な治療や手術が考慮されることもあります。

3. 機能的O脚

機能的O脚は、筋肉や靭帯、関節の使い方に起因するものです。例えば、足の筋肉や股関節周りの筋肉の不均衡や、姿勢の悪さが原因で膝がO字に変形することがあります。これらはリハビリや運動療法、ストレッチ、筋力トレーニングによって改善することが可能です。