膝の病気が原因によるX脚について・・・
- okadaminoruhome
- 2月3日
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当院施術
膝の病気が原因でX脚(膝内反症)になることがあります。X脚は、膝が内側に曲がり、太ももとすねがV字型に見える状態です。通常、膝の病気や障害が進行することで、膝の軟骨や靭帯に異常が生じ、膝のアライメント(位置関係)が変わることがあります。以下、膝の病気が原因となるX脚についていくつかの代表的なものを紹介します。
1. 変形性膝関節症(膝OA)
変形性膝関節症(膝OA)は、膝関節の軟骨が摩耗し、骨同士が擦れ合うことにより痛みや炎症が生じる病気です。この状態が進行すると、膝のアライメントが変わり、X脚のような症状が現れることがあります。特に内側の軟骨がすり減ると、膝が内側に倒れやすくなり、X脚が進行することがあります。
症状: 膝の痛み、関節のこわばり、可動域制限、歩行時の不安定感
2. 膝の靭帯損傷(特に内側側副靭帯損傷)
膝の内側側副靭帯(MCL)や前十字靭帯(ACL)が損傷を受けると、膝の安定性が失われ、X脚のような変形が進行することがあります。特に内側側副靭帯が損傷されると、膝が内側に倒れやすくなり、膝の変形が引き起こされることがあります。
症状: 膝の不安定感、痛み、腫れ、運動時の違和感
3. 膝の骨折や外傷後の変形
膝に強い衝撃や外的な力が加わることによって、膝の骨折や靭帯損傷が起こると、その後の回復過程で膝のアライメントが崩れることがあります。特に膝の内側部分で骨折や損傷がある場合、治癒過程でX脚のような変形が生じることがあります。
症状: 外傷後の痛みや腫れ、動きの制限、変形が進行する場合にはX脚の症状が出ることも
4. 発育性膝障害
特に成長期の子どもにおいて、膝の成長板が何らかの原因で不均等に成長すると、X脚が発生することがあります。成長板が不均衡に発育すると、骨の成長が偏り、膝の位置関係が崩れ、X脚になることがあります。
症状: 膝の痛みや変形が見られ、歩行に影響を与えることがある
5. 股関節や足部の問題による二次的なX脚
膝自体に問題がなくても、股関節や足部に異常があると、それが膝に影響を与え、X脚のような変形が生じることがあります。例えば、股関節の異常(股関節変形症など)や足部のアライメントの問題(扁平足や過回内など)が膝に負担をかけ、最終的に膝が内側に倒れる形になることがあります。
症状: 足元や股関節の違和感、膝の内側に痛みが生じる
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